エアコンの簡易点検と詳細点検:修理したのにまた故障するのはなぜ?
Calibeeの技術者がエアコン修理に伺う際は、まず簡易点検を行うのが基本です。約20分で、お伝えいただいた症状のもっとも考えられる原因を見つけ、その場で対応します。多くの場合はここで解決します。しかし本当の原因が天井裏や壁の中、基板など奥にあり、表に見える不具合を直したあとで初めて分かるケースもあります。この記事では、なぜそうなるのか、保証はどう適用されるのか、そして費用を二重に払わないための方法をご説明します。
簡易点検で確認すること
約20分で、技術者は次の項目を確認します。
- 試運転とエラーコードの確認
- ガス圧と運転中の電流の測定
- フィルター、室内機コイル、ファンの確認
- 見える範囲のドレン配管と銅管の確認
その後、修理が必要な箇所のお見積りをご案内し、ご了承いただいてから作業します。出張点検料は1回の訪問につき150,000 VNDで、修理代からは差し引かれません。
簡易点検は、フィルターの詰まり、ドレン出口の詰まり、ガス不足、コンデンサーの故障など、外から確認できる不具合にはとても有効です。その限界もはっきりしています。外から見て測れる範囲しか確認できません。
詳細点検が必要な作業
| 作業 | 20分でできない理由 |
|---|---|
| 基板の故障診断 | 部品を一つずつ測定する必要があり、本体が熱くなったときや長時間運転したときにしか出ない故障もあります |
| ガス漏れ箇所の特定 | 配管に窒素を封入して一晩圧力を保ち、どこで圧力が下がるかを確認します |
| 天井・壁の隠蔽配管 | 石膏ボードの天井を開けたり壁を壊したりしたうえで、元に戻す必要があります |
| コンプレッサー | 定格負荷で運転しながら測定する必要があり、取り外しが必要な場合もあります |
これらの作業は別途お見積りとなり、お客様の同意を得てから行います。
実際にあった3つのケース
1. 天井裏のドレン配管:詰まりを直したのに数週間後にまた水漏れ
天井カセット型のエアコンから水が漏れていました。最初の簡易点検でドレン配管の詰まりが見つかり、通したところ水漏れは止まりました。ところが次のクリーニングの際に、また水が漏れました。今回は石膏ボードの天井を開けてみると、天井裏のドレン配管が設置当初からほぼ水平に施工されており、勾配が足りていませんでした。配管内に水がたまり、藻がすぐに付着するため、数週間ごとに詰まっていたのです。
最初に配管を通した作業が間違っていたわけではありません。詰まりはきちんと解消していました。根本原因は配管の勾配で、完全に直すにはその区間を引き直す必要がありました。これは既存の施工上の問題であり、前回のドレン作業の保証範囲には含まれません。
2. ガスが完全に抜けていた場合:充填後に大きな故障が判明
エアコンが冷えないため点検すると、ガスが完全に抜けていました。ガスがないと試運転ができないため、先にガスを充填する必要がありました。充填して運転すると、室外機と基板も故障していることが分かりました。両方を修理すると新品に近い費用がかかるため、お客様は交換を選ばれました。結果として、ガス充填の費用は直せない機器に使ったことになりました。
ガスがない状態では、基板やコンプレッサーが正常かどうかを事前に知る方法はありません。そのため長年使用している機器の場合は、充填の前に技術者がこのリスクをご説明し、ご判断いただけるようにしています。
3. ときどき勝手に止まるエアコン
エアコンがときどき勝手に止まっていましたが、技術者が伺ったときは正常に動いていました。簡易点検でフィルターの汚れが見つかり、清掃後は問題なく運転しました。ところが数日後の暑い午後、また止まりました。本当の原因は、熱くなったときだけ誤作動する基板のセンサーでした。こうした故障は、不具合が起きているその時に測定しないと見つけられず、詳細点検が必要になります。
保証はどのように適用されますか?
保証は、点検・作業を行った範囲に応じて適用されます。
| 簡易点検 | 詳細点検 | 修理(基板、コンプレッサー、ガス漏れなど) | |
|---|---|---|---|
| 範囲 | 外から見て測れる不具合 | 症状に関係する系統全体 | お見積りした項目 |
| 時間 | 約20分 | 数時間〜一晩 | 項目による |
| 費用 | 1回の訪問につき150,000 VND | 別途お見積り | 作業前にお見積り |
| 保証 | 修理した部分 | 特定した原因に基づく | 項目により3〜6か月 |
まとめると、修理したその部分が原因で症状が再発した場合は保証の対象です。簡易点検では確認できなかった別の原因による場合は、新たな作業となります。
同じ症状なのにまた費用がかかるのは、ご不便に感じられるかもしれません。それでも、毎回天井を開け、窒素検査を行い、基板を診断していたら、コンデンサー交換やドレン清掃だけで済むケースも含めて、すべての修理に数時間かかり費用も大きく上がってしまいます。簡易点検によって多くのお客様はより安く修理でき、その代わりに保証範囲がしぼられる、という仕組みです。
どちらを選ぶべきか
- 初めての不具合、比較的新しい機器: 簡易点検が適しています。
- 同じ不具合が2回以上くり返している: 最初から詳細点検をおすすめします。何度も修理するより費用を抑えられます。
- 天井カセット型、ダクト型、隠蔽配管: 以前に水漏れやガス抜けがあった場合は技術者にお伝えください。
- 長年使用していてガスが完全に抜けている: 充填の前にリスクについてご確認ください。
Calibeeアプリで点検をご予約いただくか、エアコン修理・クリーニングのページで料金とサービス内容をご覧ください。

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